G線上の魔王
- 出版社/メーカー: あかべぇそふとつぅ
- 発売日: 2008/05/29
- メディア: DVD-ROM
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脚本は車輪の国シリーズを手掛けた、るーすぼーいさん。
なので例の文章トリックが仕掛けられてます。このトリックを知らない人はどうぞ騙されてください(笑)
全5章+最終章で構成された物語ですが、序盤から魔王との知能戦が熱いです。これ見てて凄い面白いんですよ。
1章が世界観の説明。2〜4章で各ヒロインに視点を当てた話に発展していきます。
恐らくユーザーからの要望に答えたのでしょう。章ごとに選択肢が現れそのヒロインの個別ルートに入ることが可能になっています。
なので2周、3周とする必要はなくなりました。これは本当に便利ですねー。
しかし個別ルートに入ると魔王が一切関わってこなくなり物足りない感じに。
そしてテーマである「命をかけた、純愛」が展開される怒涛の5章と最終章。
メインヒロインのハルの切なさと主人公の格好良さは凄まじいです。
大切だから、幸せになってほしいから、心を殺し冷徹になることで愛する人を守ろうとするその姿に感動。
そしてラストの再会シーン。挿入歌も流れ出し涙涙の号泣です。
熱い知能戦がメインかと思いきや近年稀に見ぬ純愛ストーリーでした。
たった1つの欠点ですが、ハルの話がメインであり素晴らしい出来栄えだったので他ヒロインの話が・・・。
しかもハルEND後だと他のヒロインと結ばれるなんて考えられなくなります。
なので他の話はIFドラマとして正史と切り離して楽しんだ方がいいですね。
シナリオではまだまだ車輪の国が上でしたがラストを思い出すと自分はG戦上ですかねー。